欧米ステランティス、25年は増収・キャッシュフロー黒字化見込む

2月26日、欧米自動車大手ステランティスは、今年は売上高が増加し、キャッシュフローも黒字化するとの見通しを示した。仏レンヌ近郊で2024年9月撮影(2025年 ロイター/Stephane Mahe)
[ミラノ 26日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは26日、今年は売上高が増加し、キャッシュフローも黒字化するとの見通しを示した。
2025年の調整後営業利益率は「1桁台半ば」とし、収益性の大きな改善は見込んでいない。
24年の利益率は5.5%と前年の12.8%から低下し、昨年9月に発表した予想の下限だった。
総売上高は前年比17%減の1570億ユーロ(1650億ドル)で、世界出荷台数は12%減少した。これは製品ラインナップの「一時的な空白」と在庫圧縮の取り組みによるものだと説明した。
同社は米国事業を立て直すために減産と大幅な値引きを余儀なくされたことから、収益性が低下した。
24年下半期のEBIT(利払い・税引き前利益)は1億8500万ユーロと、前年同期の102億ユーロから急減した。
24年の業績について、1株当たり0.68ユーロの配当を提案した。