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午後3時のドルは149円半ばへ反発、米金利の低下一服

2025年02月26日(水)15時27分

 2月26日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の149円半ばで取引されている。2022年撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 26日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の149円半ばで取引されている。米10年債利回りが2カ月ぶり低水準から小幅に切り返したことを受け、ドルが安値圏から買い戻された。

前日海外で4カ月半ぶり安値を更新したドルは、朝方の148円後半から断続的に買い戻しが入り、午後には149円半ばまで上昇した。目立った手掛かりはなかったものの、米10年債利回りがアジア時間の取引で下げ渋り、4.32%付近へ持ち直すとともに、ドル買いが強まった。

あおぞら銀行チーフ・マーケット・ストラテジストの諸我晃氏は「ドル売り/円買いのポジションは(日米の金利差コストが生じる)ネガティブキャリーの状態になるため、投機筋主導のドル/円ショートは買い戻しも入りやすい」との見方を示した。

ドルは対円以外でも小幅反発。主要6通貨に対するドルの総合的な値動きを示すドル指数も2カ月ぶり安値から切り返した。

<米財務長官「金利低下誘導」発言の真意は>

この日の市場では、ベッセント米財務長官の発言が関心を集めた。長官は25日、初の主要経済政策演説で、トランプ政権の経済政策は米国の長期的な財政状況に対する市場の信頼を回復させ、指標となる10年国債利回りの低下につながるだろう、との考えを示した。

前日の米金利低下は消費者信頼感指数の下振れが主因だったとされるが、市場では「財務長官の発言は金利低下誘導ともとれる内容で、どこまでその意思を持っているのか、今後の言動に注目したい」(外銀関係者)との声が聞かれた。

長官は今月20日にも、長期債の発行増は「まだ遠い先のこと」との考えを示し、金利上昇をけん制している。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.42/149.46 1.0490/1.0492 156.78/156.79

午前9時現在 149.06/149.07 1.0519/1.0521 156.81/156.82

NY午後5時 149.03/149.04 1.0513/1.0514 156.67/156.71

ロイター
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