トランプ氏の経済政策、ビジネスにポジティブ=BofAのCEO
米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は21日、トランプ米大統領が20日の就任初日に打ち出した一連の経済政策について、企業にとって「良いこと」として歓迎した。同日撮影(2025年 ロイター/Cecile Mantovani)
[ダボス(スイス) 21日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は21日、トランプ米大統領が20日の就任初日に打ち出した一連の経済政策について、企業にとって「良いこと」として歓迎した。
世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に出席しているモイニハンCEOはロイターとのインタビューで、新政権は「米経済の成長と繁栄を望んでいる」と語った。
トランプ大統領が提唱し、20日に発動が見送られた新たな関税については、10─15%の関税が経済に大きな影響を与えたり、インフレを加速させたりする公算は小さいというBofAのリサーチに言及した。
また、規制が許せば、銀行は決済や送金に仮想通貨を利用する金融商品を提供するという見通しを示した。
米債務問題については、政府は成長率に対する債務の伸びを鈍化させる必要があると指摘。コロナ禍中の景気刺激策や軍事支援に絡む費用がかさんでいるとし、格付け機関による格下げのリスクがある中、対処する必要があると強調した。