午前の日経平均は反発、米半導体物色の流れ受け大幅上昇
1月6日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比957円45銭高の4万0264円50銭と急反発した。写真は窓ガラスに映る株価スクリーン。都内で昨年2月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)
Fumiya Mizuno
[東京 7日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比957円45銭高の4万0264円50銭と急反発した。前日の米国株式市場で半導体関連株が物色された流れを引き継ぎ、全体的に買いが広がった。大納会、大発会に下げた分を埋め一時981円75銭高の4万0288円80銭まで大幅上昇。前場の高値近辺で前引けた。
物色の主役は半導体関連株。米マイクロソフトが人工知能(AI)に対応するデータセンター建設を明らかにしたことで6日の米フィラデルフィア半導体指数が2.84%上昇し、その流れを受けて半導体関連株が相場をリードした。
半導体に関しては「日本時間で昼頃に予定されているエヌビディアCEOの講演が期待材料になっている。ただし、それを除くと相場全体では明確な材料が見当たらない」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)の声が聞かれた。
市場ではエヌビディア以外の材料がないとの声が多く、「日経平均は4万0300円を超すと重い動きになるのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との指摘もある。
TOPIXは1.31%高の2792.49ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆5150億3800万円だった。
東証33業種では、値上がりはサービス業、電気機器、銀行業など22業種、値下がりは海運業、鉱業など11業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが884銘柄(53%)、値下がりは701銘柄(42%)、変わらずは59銘柄(3%)だった。
個別では、東京エレクトロン、レーザーテック、キオクシアホールディングス、ディスコなどが上昇したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループが昨年来高値を更新。半面、商船三井はさえない。
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