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米政府、PG&E電力に最大150億ドルの条件付き融資供与へ

2024年12月18日(水)09時44分

米エネルギー省は12月17日、カリフォルニア州の電力大手PG&Eに対して条件付きで最大150億ドルの融資を供与する方針を示した。2022年1月、カリフォルニア州で撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)

Timothy Gardner Laila Kearney

[ワシントン/ニューヨーク 17日 ロイター] - 米エネルギー省は17日、カリフォルニア州の電力大手PG&Eに対して条件付きで最大150億ドルの融資を供与する方針を示した。気候変動対策や送電網強化を支援する。

エネルギー省の融資プログラム局(LPO)による環境関連融資は、トランプ次期大統領の下で実行されるかどうか不透明なこともあり、バイデン政権はさまざまな案件の具体化を急いでいる。

PG&Eのパティ・ポップ最高経営責任者(CEO)は「カリフォルニア北部と中央部のクリーンで強靱な送電網への投資は、当社顧客にとって安全や信頼性、経済成長の面で大きな見返りを提供してくれる。LPOの融資はわれわれによるこの取り組みを加速させ、インパクトを与えてくれる」とコメントした。

約1600万人に電力とガスを供給するPG&Eはカリフォルニア最大の電力会社。2020年に破産法適用から脱却を果たした。

今回の融資が最終承認されるまでに、PG&Eとエネルギー省は技術や法令、資金、環境といった分野で定められた条件を満たす必要がある。

最大150億ドルの融資が認められれば、過去最大規模になる。

ロイター
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