ニュース速報
ビジネス

英GDP、9月は予想外のマイナス・7─9月でも鈍化 新政権に逆風

2024年11月15日(金)17時13分

11月15日、 英国立統計局(ONS)が発表した9月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減と予想外のマイナスとなり、第3・四半期GDP(速報値)の伸びは鈍化した。ロンドンで7月撮影(2024年 ロイター/Hollie Adams)

Andy Bruce

[15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日発表した9月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減と予想外のマイナスとなり、第3・四半期GDP(速報値)の伸びは鈍化した。

9月はサービス業が横ばい、製造業と建設業が落ち込んだ。

第3・四半期のGDP伸び率は前期比0.1%で、第2・四半期の0.5%から鈍化した。

ロイターのエコノミスト調査とイングランド銀行(英中央銀行)の予想では、第3・四半期のGDP伸び率は前期比0.2%と見込まれており、速報値は予想以上に鈍化した。

増税と歳出拡大からなる大型予算案を発表し、成長加速を目指すリーブス財務相は出鼻をくじかれた格好だ。

リーブス氏はGDP統計を受け、「経済成長の改善は、私が達成しようとしている全ての核心であり、だからこそ私はこの数字に満足していない」と発言。「われわれは投資と改革を通じて成長を実現し、より多くの雇用を創出し、家計を潤し、国民保健サービス(NHS)を立ち直らせ、英国を再建させる」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

スリランカ総選挙、大統領の左派連合が圧勝 貧困対策

ビジネス

英GDP、9月は予想外のマイナス 第3四半期も鈍化

ワールド

EUは対ロ制裁見直しを、エネルギーコスト削減で=オ

ワールド

インド貿易赤字、10月は予想以上に拡大 輸出入とも
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 5
    NewJeansメンバー全員が事務所に最後通告「ミン・ヒジ…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクト…
  • 8
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 9
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 10
    投資家は「東京メトロ」をどう見るべきか...「今さら…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫フ…
  • 5
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    「遮熱・断熱効果が10年持続」 窓ガラス用「次世代…
  • 8
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 9
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 10
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 10
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中