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トランプ氏の政策でインフレ再燃も、世界経済を阻害=仏中銀総裁
2024年11月13日(水)17時55分
11月13日、 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁(写真)は、トランプ次期米大統領の経済政策は米国にインフレをもたらし、世界の経済成長を阻害するリスクがあるとの見方を示した。ダボスで1月撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
[パリ 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は13日、トランプ次期米大統領の経済政策は米国にインフレをもたらし、世界の経済成長を阻害するリスクがあるとの見方を示した。
ラジオ局フランス・アンテールに、トランプ氏の「政策は米国にインフレをもたらしかねず、世界の成長をやや押し下げるリスクがある。その影響が米国、中国、欧州のどこでより顕著なのかはまだ分からない」と述べた。
トランプ氏は、貿易赤字の縮小に向け、米国に輸入される全ての製品に10%かそれ以上の関税をかける方針を打ち出している。
ビルロワドガロー氏は、関税の多くは米消費者が負担することになると指摘。「保護主義はほとんどの場合、消費者の購買力を低下させる」とした。