中国、米国の半導体やコネクテッドカー巡る規制に「深刻な懸念」
中国の王文涛商務相(写真)は10月8日、レモンド米商務長官に対して、米国の対中半導体政策と中国製コネクテッドカー(つながる車)に対する規制について「深刻な懸念」を表明し、中国企業に対する制裁解除を求めたと明らかにした。3月6日、北京で撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 8日 ロイター] - 中国の王文涛商務相は8日、レモンド米商務長官に対して、米国の対中半導体政策と中国製コネクテッドカー(つながる車)に対する規制について「深刻な懸念」を表明し、中国企業に対する制裁解除を求めたと明らかにした。
レモンド氏との電話会談で王氏は、世界的なサプライチェーン(供給網)の安定性を確保し、二国間のビジネス協力を促進するため、貿易における国家安全保障の境界を明確にする必要性を強調した。
声明によると、王氏は「中国は米国に対し、中国企業の具体的な懸念に対処し、できるだけ早期に制裁を解除し、米国における中国企業のビジネス環境を改善するよう求める」と述べた。
さらに、両国間の経済的関係を再び軌道に乗せるために米国と協力する中国側の意向も表明した。
商務省は、双方が経済・貿易上の相互懸念について率直で詳細、かつ実践的な議論を行ったと説明した。