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英建設業PMI、9月は2年半ぶり高水準 投入コスト大幅上昇

2024年10月04日(金)18時28分

10月4日、 S&Pグローバルが表した9月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は57.2と、2022年4月以来の高水準だった。英南部の住宅建設現場で9月撮影(2024年 ロイター/Chris J. Ratcliffe)

[ロンドン 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した9月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は57.2と、2022年4月以来の高水準だった。

8月の53.6から上昇し、ロイターがまとめた市場予想の53.3を大幅に上回った。

土木建築が急増したほか、住宅建設も上向いた。借り入れコストの低下に加え、7月の総選挙で労働党が圧勝し政局が安定したことが支援要因となった。

ただ、投入コストの上昇ペースは16カ月ぶりの高水準となった。

土木建築指数は21年6月以来の高水準。住宅建設の拡大ペースは30カ月ぶりの高水準だった。商業建築の拡大ペースは5月以来の高水準。

一方、企業の楽観度を示す指標は5カ月ぶりの低水準。今月発表の予算案に歳出削減と増税が盛り込まれるのではないかとの懸念が背景。

サービス業・製造業・建設業を含む全セクターPMIは8月の53.8から53.0に低下。ただ、好不況の分かれ目となる50は依然大幅に上回っている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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