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今年の世界経済成長率3.2%、日本はマイナス成長に修正=OECD

2024年09月25日(水)18時44分

 9月25日、経済協力開発機構(OECD)は、今年の世界経済成長予測を3.1%から3.2%に上方修正した。写真は中国・成都の中国自動車大手、吉利汽車の工場。2023年4月撮影(2024年 ロイター/Zoey Zhang)

[パリ 25日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は25日、今年の世界経済成長予測を3.1%から3.2%に上方修正した。利上げの影響が薄れ、インフレ緩和で家計所得が増えており、安定化の過程にあるとしている。

来年の予測は3.2%で据え置いた。

今年の日本の経済成長予測は0.5%からマイナス0.1%に下方修正。来年の予測は1.1%から1.4%に上方修正した。

OECDは米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を現在の4.75─5%から来年末までに3.5%に引き下げると予想。欧州中央銀行(ECB)については現在の3.5%から2.25%に引き下げるとの見方を示した。

米国の経済成長率は今年の2.6%から来年1.6%に減速する見通し。利下げが景気鈍化を抑制するとしている。来年の予測は5月時点の1.8%から下方修正した。

中国の経済成長率は今年の4.9%から来年には4.5%に減速する見通し。消費低迷などが背景。

ユーロ圏の経済成長率は今年の0.7%から1.3%に加速する見通し。所得の伸びがインフレ率を上回るという。

英国の経済成長予測は今年1.1%、来年1.2%に上方修正した。5月時点の予想はそれぞれ0.4%、1%だった。

ロイター
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