ドイツ緑の党、共同党首が辞任 選挙敗北で引責
ドイツ緑の党で共同党首を務めるオミット・ノウリポアー、リカルダ・ラングの両氏(写真)が選挙で敗北した責任を取って辞任すると表明した。昨年11月撮影。(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay/File Photo)
Miranda Murray Thomas Escritt
[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツ緑の党で共同党首を務めるオミット・ノウリポアー、リカルダ・ラングの両氏が選挙で敗北した責任を取って辞任すると表明した。
緑の党は今月行われたブランデンブルク州とチューリンゲン州の選挙で得票率が議席獲得に必要な5%に届かなかった。ザクセン州の選挙でも、連立政権を組むドイツ社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)とともに大敗を喫した。
ノウリポアー氏は会見で「22日のブランデンブルク州選挙の結果は、わが党がこの10年で最も深刻な危機に陥っていることを示している。愛する党の運命を他の人の手に委ねる時が来た」と述べた。
新指導部は11月中旬の党大会で選出する。
ドイツでは新興左派政党や極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進。全国の世論調査では最大野党の保守会派が首位に立っている。