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テスラが独工場でインド向け右ハンドル車の生産開始=関係者

2024年04月05日(金)08時31分

関係者によると、米EVテスラは、ドイツのベルリン郊外の工場で年内にインドへ輸出する右ハンドル車の生産を開始した。インド市場に本格参入する動きの一環とみられている。写真は2022年3月、ドイツ・グリューンハイデの工場の開所式で代表撮影(2024年 ロイター)

Aditi Shah Shivangi Acharya Victoria Waldersee

[ニューデリー/ベルリン 4日 ロイター] - 米電気自動車(EV)テスラは、ドイツのベルリン郊外の工場で年内にインドへ輸出する右ハンドル車の生産を開始した。インド市場に本格参入する動きの一環とみられている。テスラの計画に詳しい3人の関係者がロイターに明かした。

2人の関係者の話では、テスラの担当チームは今月中にインドを訪れ、生産工場の拠点候補地を見て回る予定。工場設立には約20億ドルを投じる必要があるという。

インド政府は先月、特定のEVに適用する輸入関税を引き下げたが、その条件として対象車のメーカーが少なくともインドに5億ドル投資し、3年以内に現地生産を始めることと定めていた。

テスラのドイツ工場で右ハンドル車の生産が判明したのは今回が初めて。これまではオーストラリアや日本向けの右ハンドル車は、上海工場が手掛けてきた。英国に投入する右ハンドルの「モデルY」も中国から輸入しており、現時点でドイツ工場からの輸入に切り替わっているかどうかは明らかにしていない。

ロイター
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