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インド首相が企業誘致、スズキなど総額330億ドルの投資表明 

2024年01月11日(木)10時26分

インドのモディ首相は10日、西部グジャラート州で開催中のビジネスイベントで自国の経済展望をアピールした。写真は、2024年1月10日に開催された同イベントで発言するモディ首相。(2024年 ロイター/Amit Dave)

Aditi Shah Dhwani Pandya Sumit Khanna

[ガンディナガール(インド) 10日 ロイター] - インドのモディ首相は10日、西部グジャラート州で開催中のビジネスイベントで自国の経済展望をアピールした。複数の大手企業は総額330億ドル相当の投資計画を明らかにした。

モディ氏は、インドは「才能ある若者のための場であり、解決策を見出すことができるテクノロジーの中心で、民主主義を実現する国だ」と強調。数年以内に世界第3位の経済大国となる道を進んでいると述べた。

インドはグローバル企業のインド国内の製造拠点設置を支援する措置を講じており、半導体の主要生産拠点となることを目指している。

ただ、インド政府が国内企業を優遇して保護主義的な政策を取っているとの批判が外資からは出ている。

ビジネスイベントにはマイクロソフト、ナスダック、アルファベット傘下のグーグル、スズキ、トヨタ自動車といった企業が出席した。

インドの新興財閥アダニ・グループ創業者のゴータム・アダニ氏は、グジャラート州で再生可能エネルギー分野に今後5年間240億ドルを投資すると表明。マルチ・スズキもグジャラート州で2番目となる工場と既存工場の新たな生産ラインに3820億ルピー(46億ドル)を投じると明らかにした。

ロイター
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