9月の完全失業率は2.6%、有効求人倍率は1.29倍

総務省が31日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月(2.7%)から低下した。厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍で、前月と同水準だった。写真は2021年1月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 31日 ロイター] - 総務省が31日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月(2.7%)から低下した。厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍で、前月と同水準だった。
完全失業率は、ロイターの事前予測調査で2.6%が予想されていた。有効求人倍率は、事前予測で1.3倍が見込まれていた。
有効求人倍率は仕事を探している求職者1人当たり、企業から何件の求人があるかを示す。
9月の有効求人数(季節調整値)は前月から0.02%減、有効求職者数(同)は0.1%減と、ともにほぼ横ばいで、有効求人倍率も動かなかった。
9月の新規求人数(原数値)は前年同月比で3.4%減となった。厚労省の担当者によると、製造業や建設業などから、人手不足だが物価高の影響で求人を出すには至らなかったとの声が聞かれたという。