「叩かれやすい」若い女性起業家が実践する「嫌な感情の手放し方」はこんなにシンプル
ハヤカワ五味氏(「お金のまなびば!」より)
<起業家は日々多くのストレスと闘っている。若手の女性起業家は「親や男の金でやっているのだろう」と叩かれやすいというフェムテック・フェムケア業界の起業家・ハヤカワ五味氏は、どんなメンタルケアを行っている?>
他人の言動に振り回され、嫌な気持ちを思い出してはクヨクヨする......。マイナスの感情をいつまでも持ち続けたせいで、上手く回っていたことさえも悪い方向に行ってしまったことはないだろうか。
日本の資産運用会社、レオス・キャピタルワークスが運用するYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」の動画「仕事のモチベーションを落とさないようにする秘訣【藤野英人×ハヤカワ五味】」では、「叩かれやすい」女性起業家がネガティブな人や感情にどのように向き合っているかを紹介している。
最高投資責任者である藤野英人氏が今回対談したのは、ハヤカワ五味氏。ハヤカワ氏は大学在学中に女性の小さな胸を「シンデレラバスト」と表現し、ランジェリーブランドを立ち上げた。以来、女性の体や健康のケアをする「フェムケア」、ファッションなどの分野においてさまざまな事業を手掛けてきた若手起業家だ。
起業から10年。ハヤカワ氏によると、若手の女性起業家はとかく「親や男の金でやっているのだろう」と叩かれやすいという。そんなストレスも多いなか、失敗したときや精神的に落ち込んだときにどのように立ち直るのかと聞かれると、
「睡眠と食事は大前提。私はどんな状況でも眠れるタイプで、食事は疲れていても抜かないようにしている」と意外にもシンプルな答えが返ってきた。そして、考え方を変えたことも大きいという。
「嫌なことがあったとき、後からじわじわと他人の発言の真意を考えて悩むのをやめた。『そういうこともあるか』と脇に置いたり、『誰がこの人にこんな発言をさせてしまったのか』と環境のせいにしたり。ありとあらゆる方法で嫌な気持ちを手放すようにした」
さらに、「攻撃的な発言をする人は、めぐりめぐって周りの人に助けてもらえないこともあると思うので、あまり関わらないようにすることが大事」とハヤカワ氏。
どんなに思い悩もうが、相手は自分の発言も忘れて家に帰りスヤスヤ眠るだけ。時間の浪費をやめ、建設的な物事に時間を割いたほうが賢明なのかもしれない。
ハヤカワ氏の発言に対し、「起業家に向いている」と太鼓判を押す藤野氏。逆に、時間があっても眠れない人、ネガティブな気持ちを引きずるような人は成功しにくいという。
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