育児から料理まで、元祖リケジョは私たちと同じだった!...キュリー夫人の娘が書いた『キュリー夫人伝』とは
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Everett Collection-shutterstock
<「たいせつなのは、忍耐力と、なにより自信を持つこと」。日本でも子供から大人まで憧れの的であり続けてきたキュリー夫人。せっかくなら、次女でジャーナリストの娘が書いた「本家本元」を読んでみては?>
小学生の頃、キュリー夫人の学習漫画を読んだことがある人は多いはず。しかし、その元となったキュリー夫人の伝記は、実の娘でジャーナリストのエーヴ・キュリーによって1937年に書かれていたことをご存じだろうか。
日本では1938年に初刊行されて以来、読み継がれてきた『キュリー夫人伝』。その新訳を担当した訳者・河野万里子氏による寄稿を『翻訳者による海外文学ブックガイド2 BOOKMARK』(CCCメディアハウス)より抜粋。
女性初、それも二度のノーベル賞受賞者として、子ども向けの伝記に今も登場するキュリー夫人。
でもこの本の著者は、夫人の次女だ。そのため家族との手紙や研究報告書の抜粋、育児日記や走り書きの料理メモまで入っており、一人の人間としてのマリー・キュリーが、冒頭からすでに生き生きと立ち現れる―。
「その人は、女だった。他国の支配を受ける国に生まれた。貧しかった。美しかった」
パリの屋根裏での苦学や、夫ピエールとの出会いと永遠の別れ、ラジウムの発見といった話は有名だが、他にもロシアの圧政に負けまいとしたポーランドでの少女時代や、自らが発見した放射線で負傷兵を百万人以上救った第一次世界大戦での奮闘など、その生涯は波乱万丈で、ドラマに満ちている。
1938年の刊行以来、日本でも各分野の女性パイオニアたちが若き日に読み、あこがれ、 励みにした一冊でもある。
「人生は、だれにとってもやさしいものではないわね。でもたいせつなのは、忍耐力と、なにより自信を持つこと」
元祖リケジョがそう語りかけてくれる新訳版を、今のみなさんに、ぜひ。
『キュリー夫人伝』
エーヴ・キュリー[著]
河野万里子[訳]
白水社[刊]
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『翻訳者による海外文学ブックガイド2 BOOKMARK』
金原瑞人/三辺 律子[編]
CCCメディアハウス[刊]
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