インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するかも...日本人が知らない印パ間の深すぎる「確執」
Will India-Pakistan War Break Out? What To Know
今回のテロ事件を受け、世界から様々な反応が寄せられた。
トランプは今回の事件につき、自身のトゥルース・ソーシャルのアカウントに「カシミールでの衝撃的なニュースにつき、アメリカはテロリズム対抗するインドを力強く支持する。犠牲者の魂の安息と、負傷者の回復を祈る。モディ首相と素晴らしいインド国民を、我々は全面的に支援し、深くお悔やみ申し上げる。私たちの心は皆さんとともにある!」と投稿した。
J・D・バンス米副大統領も、自身のX(旧ツイッター)に「ウシャ(妻)と私は、インド・パハールガームでの悲惨なテロ攻撃の犠牲者に哀悼の意を表する。ここ数日間、私たちはこの国とその国民の美しさに心打たれてきた。インド国民がこの悲劇に直面する中、私たちの心と思いは彼らと共にある」と投稿している。
Usha and I extend our condolences to the victims of the devastating terrorist attack in Pahalgam, India. Over the past few days, we have been overcome with the beauty of this country and its people. Our thoughts and prayers are with them as they mourn this horrific attack. https://t.co/cUAyMXje5A
— JD Vance (@JDVance) April 22, 2025
また、パキスタンの隣国であるイランも反応。イラン大使館およびイラン外務省は「この事件は、すべての人権規範に反する凶悪なテロ犯罪である」との声明を出した。
イラン外務省のエスマイール・バーガエイ報道官も、今回の虐殺を強く非難し、被害者遺族に哀悼の意を表した。そして、イランの「あらゆる形態のテロに反対する基本姿勢」を改めて表明し、こうしたテロ行為の「加害者を訴追し処罰するための地域協力の強化」を呼びかけた。
インドとパキスタンは80年近くも「犬猿の仲」であり、何度も衝突を繰り返している。今回のテロ事件をめぐっても、両国とも一歩も引かない姿勢を見せている。両国の関係悪化も、まだ解決の糸口は見えていない。