最新記事
事故

最近よく墜落を耳にするヘリコプター、「ヘリは危ない」は本当なのか?

2025年4月14日(月)15時10分
ニューズウィーク日本版編集部
ハドソン川では救助活動が行われたが

ハドソン川では救助活動が行われたが(4月10日) EDUARDO MUNOZーREUTERS

<墜落事故のたびに安全性が注目されるヘリコプター。データは何を語る?>

4月10日、米ニューヨークのハドソン川に観光ヘリコプターが墜落し、子供3人を含む乗客乗員6人全員が死亡。2020年に起きたNBAのコービー・ブライアントの墜落事故など著名人の死亡事故もあり、ヘリの安全性はたびたび注目される。

【動画】ヘリコプターがハドソン川に墜落する瞬間

だが実際のリスクは飛行機よりはやや高いものの、バイクと自動車よりはずっと低い。


また米ヘリコプター安全チームの分析によれば、過去25年間でヘリコプターの事故は減少傾向にある。2000~04年の5年間に10万飛行時間当たり1.44件だった死亡事故数が、18~22年には0.77件まで減少。

また、死亡者なしの全事故数も02年の10万飛行時間当たり9.97件が際立って高いが、最近10年間は平均4件程度に落ち着いている。


1.44件

2000~04年の10万飛行時間当たりの死亡事故

0.77件

18~22年の10万飛行時間当たりの死亡事故

9.97件

02年の10万飛行時間当たりの死亡者なしの全事故

SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロープウエーのゴンドラ落下、4人死亡 ナポリ近郊

ビジネス

中国、サービス業さらに対外開放へ AI産業応用を推

ワールド

ウクライナ和平交渉、一定の進展も米とのやり取りは複

ワールド

米は台湾自衛を支援、訪台の上院議員が頼総統に表明
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判もなく中米の監禁センターに送られ、間違いとわかっても帰還は望めない
  • 3
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 4
    米経済への悪影響も大きい「トランプ関税」...なぜ、…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    トランプ関税 90日後の世界──不透明な中でも見えてき…
  • 7
    ノーベル賞作家のハン・ガン氏が3回読んだ美学者の…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    今のアメリカは「文革期の中国」と同じ...中国人すら…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 3
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 6
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 7
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 8
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中