路上に捨てられていた老犬...通りがかった女性が「最高の相棒」になるまで

保護後すぐ、ヨベラさんはこのチワワを動物保護施設に連れていった。だがマイクロチップがなかったため、元の飼い主を探す手がかりはなかった。施設のスタッフによると、犬はおそらく8歳前後だが、もう少し高齢かもしれないとのこと。

この犬がシェルターに入ること、そして再び路上に戻されてしまう可能性を思うと、ヨベラさんはどうしてもそれを受け入れられなかった。そこで彼女は、この犬を一時的に引き取ることにした。

今では「ルル」と名付けられたチワワは、新しい家にすっかり馴染んでいるという。

「彼女が家のルールを仕切ってる感じで、うちの2匹の犬もタジタジです（笑）」とヨベラさんは語る。

「窓辺で寝たり、日向ぼっこをしたりするのが大好き。今のところは預かっている形だけど、夫もだんだん情が移ってきているようで、いずれは正式に引き取りたいと思っています」

ルルはすでに動物病院で診察も受け、ノミの駆除やワクチン接種も済ませた。

ルルとヨベラさんにとって、この数週間は予想外の展開だったが、ルルは今、心も体も回復に向かっている。そして何よりも、新しい家と家族の温もりを楽しんでいる。