「バイキングの血が騒ぐ」 デンマークで広がるアメリカ製品ボイコット
Denmark Boycotts US Goods Over Greenland Threats
アメリカ製品ボイコットの流れはオンライン上でも広がっている。消費者がアメリカ製品を見分け、代替品を見つける方法を共有するコミュニティを形成されているのだ。
例えば、デンマークのフェイスブックグループ「アメリカ製品をボイコットせよ」には8万人以上のメンバーが参加しており、グループ内ではアメリカブランドをヨーロッパ製品で代替する方法について議論が交わされている。
デンマークの小学校で教育主任を勤め、同グループの管理者であるボー・アルベルトゥスは、トランプによるグリーンランドへの脅威を見て行動を決意したという。AP通信の取材に対し、「トランプがテレビで、デンマーク王国の一部を政治的または軍事的手段で奪うと語った時、もうたくさんだと感じた」と語った。それ以来、彼はコルゲート、ハインツ、ペプシといったアメリカ製品の購入を一切やめ、ヨーロッパ製品に切り替えたという。
同様の運動はフランスでも見られる。農業従事者のエドゥアール・ルセがフェイスブックグループ「アメリカ製品をボイコットし、フランスとヨーロッパの製品を買おう!」を立ち上げ、わずか2週間で2万人以上のメンバーを集めた。ルセは、テスラやAirbnbといった米企業がトランプの政治キャンペーンに資金提供したと主張し、それらの企業は責任を問われるべきと訴えている。