「自由の女神を返せ」と言ったフランスの政治家にトランプ政権が「らしい」反撃
White House Reacts to French Lawmaker Who Wants the Statue of Liberty Back
この発言について、FOXニュースのピーター・ドゥーシー記者がホワイトハウスの記者会見で質問した。
「アメリカはもはや自由の女神像が体現する価値観を反映していない、と考えるフランス選出の欧州議会議員がいる」と、ドゥーシーは述べた。「自由の女神像を返却してもらいたそうだ。トランプ大統領は自由の女神像をフランスに返すのか」
「絶対にない」と、レビットは回答した。「その無名で下級のフランス政治家に私から忠告するなら、フランス人が今ドイツ語を話していないのは、アメリカ合衆国のおかげだということを思い出すべきだ。フランス人はわれわれの偉大な国に深く感謝すべきだ」
AFPによれば、グリュックスマンはさらにこう述べた。「自由と進取の気性、懐疑と真理追求の気概を持ってアメリカを世界の大国にした最高レベルの研究者をクビにしたいのなら、フランスは喜んで彼らを受け入れよう」
トランプが力を入れる移民の大規模な国外退去処分も自由の女神とは相容れないだろう。
1886年にアメリカで正式な除幕式が行われた自由の女神の台座内部には銘板があり、「新しい大国(The New Colossus)」という詩が刻まれている。
詩文にはこうある。「疲れし者、貧しき者を我に与えよ。自由の空気を吸わんと熱望する人たちよ。海辺に身を寄せ合う哀れな人たちよ」「住む家なく、嵐にもまれし者たちを我に送りたまえ」
(翻訳:ガリレオ)

アマゾンに飛びます
2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら