テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
Tesla Owners Ditching Cars in Protest Over Elon Musk
1月下旬にEV専門メディア「Electrifying.com」が実施した調査では、新車購入を検討している人の 59%が「マスク氏の存在がテスラ購入をためらわせる要因」と回答した。この調査(対象1000人)によると、すでにEVを所有している層の61%が「中国製のEVを購入することに前向き」と答えている。
オランダのニュース番組「EenVandaag」が2万6000人を対象に行った調査では、31%のテスラオーナーが「マスク氏の行動が原因で車を売却を検討、またはすでに売却した」と回答。さらに40%が「CEOの言動や政治的立場によって、テスラに乗ることが恥ずかしくなった」と答えた。
ヨーロッパでのテスラの販売不振も、マスク氏が英国やドイツの政治に介入していることが要因とされる場合がある。しかし、一部の専門家は「販売不振の主因は、テスラの製品ラインナップが時代遅れになっていることや、競争の激化によるものだ」と指摘している。
一方で、マスク氏の共和党支持層での人気が、右派の消費者をテスラに引き寄せる可能性もある。ただし、2023年のGallupの調査では、共和党支持者の間でEVを選択する傾向が低いことが示されている。