キリスト教団体がバンス米副大統領を猛批判...「イエスに背いた」とされる発言とは?
Thousands Sign Christian Petition Accusing JD Vance of Going Against Jesus
2月11日には、教皇フランシスコがトランプ政権の大量強制送還政策を強く非難し、「移民を単なる法的地位だけで追放することは彼らの尊厳を奪うことになり、最悪の結末を招く」と警告する書簡をアメリカの司教団に送った。
先週、社会正義を支持するキリスト教団体「フェイスフル・アメリカ」がバンス氏に対し、移民に対して「慈悲、恩恵、思いやりを示し、彼らの尊厳と人間性を尊重する政策を採用するように」と求める嘆願書をウェブサイトに掲載した。
この嘆願書では、バンス氏が最近テレビ番組で発言した内容に言及し、トランプ政権の移民政策を擁護したことを批判している。
バンス氏は先月末、CBSの「フェイス・ザ・ネイション」でマーガレット・ブレナン氏のインタビューに応じ、アメリカ・カトリック司教協議会(USCCB)は「常識的な移民政策の執行において良き協力者ではなかった」と非難した。これは、USCCBがトランプ政権による移民税関捜査局(ICE)の方針撤回を批判したことを受けての発言だった。この方針撤回により、ICEの捜査員が「教会などの特定の場所で逮捕を行わない」という長年の慣習が取り払われた。
また、先月末に放送されたフォックスニュースのショーン・ハニティ氏とのインタビューでは、バンス氏は次のように語った。
「これは昔ながらの考え方であり、私は非常にキリスト教的な概念だと思うのだが、まず家族を愛し、それから隣人を愛し、それからコミュニティを愛し、それから自国の市民を愛し、その後にようやく世界の残りの人々に目を向けるべきだ。極左の人々はこれを完全に逆転させてしまった」