最新記事
アメリカ

キリスト教団体がバンス米副大統領を猛批判...「イエスに背いた」とされる発言とは?

Thousands Sign Christian Petition Accusing JD Vance of Going Against Jesus

2025年2月14日(金)14時50分
レイチェル・ドブキン

2月11日には、教皇フランシスコがトランプ政権の大量強制送還政策を強く非難し、「移民を単なる法的地位だけで追放することは彼らの尊厳を奪うことになり、最悪の結末を招く」と警告する書簡をアメリカの司教団に送った。

先週、社会正義を支持するキリスト教団体「フェイスフル・アメリカ」がバンス氏に対し、移民に対して「慈悲、恩恵、思いやりを示し、彼らの尊厳と人間性を尊重する政策を採用するように」と求める嘆願書をウェブサイトに掲載した。

この嘆願書では、バンス氏が最近テレビ番組で発言した内容に言及し、トランプ政権の移民政策を擁護したことを批判している。

バンス氏は先月末、CBSの「フェイス・ザ・ネイション」でマーガレット・ブレナン氏のインタビューに応じ、アメリカ・カトリック司教協議会(USCCB)は「常識的な移民政策の執行において良き協力者ではなかった」と非難した。これは、USCCBがトランプ政権による移民税関捜査局(ICE)の方針撤回を批判したことを受けての発言だった。この方針撤回により、ICEの捜査員が「教会などの特定の場所で逮捕を行わない」という長年の慣習が取り払われた。

また、先月末に放送されたフォックスニュースのショーン・ハニティ氏とのインタビューでは、バンス氏は次のように語った。

「これは昔ながらの考え方であり、私は非常にキリスト教的な概念だと思うのだが、まず家族を愛し、それから隣人を愛し、それからコミュニティを愛し、それから自国の市民を愛し、その後にようやく世界の残りの人々に目を向けるべきだ。極左の人々はこれを完全に逆転させてしまった」

試写会
『クィア/Queer』 ニューズウィーク日本版独占試写会 45名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米3月小売売上高1.4%増、約2年ぶり大幅増 関税

ワールド

19日の米・イラン核協議、開催地がローマに変更 イ

ビジネス

米3月の製造業生産0.3%上昇、伸び鈍化 関税措置

ビジネス

カナダ中銀、金利据え置き 米関税で深刻な景気後退の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気ではない」
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「話者の多い言語」は?
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    NASAが監視する直径150メートル超えの「潜在的に危険…
  • 9
    あまりの近さにネット唖然...ハイイログマを「超至近…
  • 10
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 4
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 5
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 7
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 10
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中