ウクライナ水上ドローンが「史上初」の攻撃成功...海上から発射のミサイルがロシア軍ヘリを撃墜(映像)
Ukrainian Naval Drone Destroys Russian Helicopter in Historic Strike: Kyiv
これまで黒海で多数のロシア艦船を攻撃してきた実績
今回の攻撃を行ったのは、ウクライナ国防省情報総局(GUR)の特殊部隊だとされる。ロシア占領下のクリミア半島西部のタルクハンクト岬付近の黒海で戦闘中、R-73シードラゴンミサイルを発射し、ロシアのヘリコプターを破壊した。 ウクライナ側はもう1機のロシア軍ヘリにもミサイルを命中させたが、このヘリは基地の飛行場に帰還することができた。
グローバル・ディフェンス・ニュースによれば、マグラV5海軍ドローンは、偵察、電子戦、精密攻撃などのマルチロール・ミッションを想定した高機能無人水上機(USV)だ。ウクライナの軍事情報機関であるGURによって開発されたこの無人機は、クリミアを占領するロシア軍に対する攻撃にしばしば使用され、黒海で多数のロシア艦船を攻撃してきた。
このドローンの最高速度は時速78キロ、航続距離は最大800キロ、爆発物の積載量は200キロとなっており、長距離のミッションに使用できる。その速度と迅速な機動性により、敵の海軍部隊に迎撃されにくい。
また、人工知能を搭載した自律航行システムを備え、精密な機動、標的との交戦が可能で、さまざまな搭載物を統合できる。マグラV5海軍ドローンから発射されるシードラゴンミサイルは、もともと赤外線ホーミング機能を備えたR-73短距離空対空ミサイルとして開発され、その後、空中目標を攻撃するために改造された。