「通商交渉の責任者は自分」トランプの陣頭指揮で米通商政策はカオスに
このように考え方が異なる面々が集まる結果、1期目と同様、関税と貿易に関して政権内で激しい議論が戦わされるだろう。しかし、1期目と違うのは、ライトハイザーがいないことだ。混乱の中に秩序を生み出せるだけの経験の持ち主が新しいチームには見当たらない。
その結果、誰よりも混乱をつくり出す男、ドナルド・トランプがアメリカの通商政策を取り仕切ることになりそうだ。世界の国々は覚悟しておいたほうがいい。

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2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?
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