大量のドローンで「空からの攻撃」強めるロシア...ウクライナ軍は「90%を撃墜」と発表し、映像を公開
Ukraine destroys 88 Russian drones in huge overnight attack

ウクライナはドイツから米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与を受けている Jens Büttner/dpa via Reuters
<ウクライナ国内10カ所のインフラ関連施設や民間の建物などが被害を受けたロシアによるドローン攻撃。しかしその多くはウクライナ軍によって撃墜された>
ウクライナ政府の関係者は最近、同国軍がロシア軍ドローン88機を破壊したと発表した。ウクライナ国防省が公開した動画には、空から襲い掛かる敵機に向けて地上から発射されたミサイルなどが、次々と標的を爆発させる様子が収められている。ロシアはドローンやミサイルによる攻撃を強化しているが、一方でこうした兵器の損失も急増している。
■【動画】ウクライナの空に飛来した大量の「露軍ドローン」、防空システムが次々に撃墜する映像公開
これは11月末にウクライナ軍航空司令部から、ロシアからウクライナ国内のさまざまな地域に向けて132機のドローンが飛来したと発表されたときのものだ。ウクライナ空軍は11月29日の現地時間午前9時頃、首都キーウやチェルニヒウ、チェルカーシ、スーミ、ハルキウ、ポルタワ、ジトーミル、ドニプロペトロウシク、ザポリージャやオデーサを含む10の地域に飛来したロシア軍のドローン88機を撃墜したと発表した。このほかに41機がレーダーから消え、1機はロシアに引き返したことを確認したという。