こんなアナーキーな都市は中国にしかないと断言できる!?──重慶市の通勤風景がtiktokerに大ヒット
Man Documents Daily Commute in Chongqing, China—Leaves Viewers Speechless
「慣れてしまえば、体がルートを覚えてしまえばどうってことはない」と、ルーは本誌に語った。
「外から来た人にとっても、重慶の公共交通機関は世界トップクラス(の使い勝手のよさ)だ。それに、たいていの場所には車でも行ける。ぐねぐねと回り道させられるけどね」
重慶市は面積8万2000キロ平方メートル(北海道とほぼ同じ)、人口は3200万人で、世界で最も人口が多い巨大都市だ。
中国西部における工業と経済の中心地であるとともに、歴史も古い。中国最古の夏王朝の都で、日中戦争のときには国民党政府が臨時の首都を置いた。この地域の文化的な中心地でもあり、観光客の人気も高い。
ルーは重慶を「唯一無二」の町だと考えている。この街を世界に紹介したのはもちろん、映画の舞台にしたいという気持ちも強い。
「たぶんたぶんアクション映画かSF映画になるだろうけれど、ハリウッド映画の大ヒット作がいつの日かここで撮影が行われることを夢見ている。『ミッション・インポッシブル』の次回作でトム・クルーズみたいなスターを呼ぶのが夢だ」