最新記事
都市

こんなアナーキーな都市は中国にしかないと断言できる!?──重慶市の通勤風景がtiktokerに大ヒット

Man Documents Daily Commute in Chongqing, China—Leaves Viewers Speechless

2024年11月25日(月)20時01分
マリア・アズーラ・ボルペ
動画を投稿したルーと重慶のモノレール

ビルの18階にある自宅を出るルー(左)と、ジェットコースターのようなモノレール Jackson Lu

<マンションの中を通り抜けるモノレールに地上20階の高さの高架道路を走るバス──中国の巨大都市、重慶の通勤の様子を捉えた動画が大バズり>

中国のカメラマンがTikTokで自分の通勤光景を動画で公開したところ、大反響を呼んでいる。「クールと言うべきか恐ろしいと言うべきか分からない」と、あるユーザーは言う。

【動画】ジェットコースターのようなモノレールや地上20階の高さを走るバスが映像だけでも怖い!

この動画は10月に、ジャクソン・ルー(ユーザーネームは@journeyofjackson)が投稿したもの。生まれ育った中国中部の都市、重慶で、自宅から職場に向かう複雑なルートを動画にした。重慶は、都市計画の面白さと重層的な建築で知られる。

動画の中でルーはまず、18階にある自宅を出て、階段を12階まで降りるとそこはモノレール駅(階下に住む住人は昇らねばならず大変だ)。高層マンションの「中」を次々通り抜け、中央広場にある職場に到着。オフィスビルの22階だ。

帰り道はバスに乗ってみよう。バスは20階の高さの高架道路を通るため、高層ビル群とそれを囲む丘陵の険しい斜面が織りなす車窓風景はとても挑戦的だ。

ルーは重慶出身の27歳。18歳のときにカナダに留学して映画を学び、数年前に故郷に戻ってきた。通勤には公共交通機関を利用して1時間ほど。重層的な構造の町だが、移動は見た目の印象ほどは難しくないという。

試写会
『シンシン/SING SING』ニューズウィーク日本版独占試写会 45名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送-トランプ氏の長男がセルビア訪問、ブチッチ大統

ビジネス

25年春闘、三菱電は1万5000円で回答 組合要求

ビジネス

トランプ氏、関税上昇の可能性示唆 景気後退「全く予

ビジネス

カナダ、米国と貿易戦争激化なら石油輸出制限も=エネ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 3
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 4
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 5
    スイスで「駅弁」が完売! 欧州で日常になった日本食、…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 8
    トランプ=マスク独裁は許さない── 米政界左派の重鎮…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    企業も働き手も幸せに...「期待以上のマッチング」を…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 10
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中