トランプ「韓国の軍艦建造能力が必要」 中国との覇権争いへユン大統領に協力求める
米国のトランプ前大統領と韓国のユン大統領 SBS 뉴스 / YouTube
<駐留米軍削減などで揉めた1期目とは変わって、返り咲きのスタートは融和ムード?>
大接戦の予想を覆してアメリカ大統領選挙を制したドナルド・トランプが早くも動き出した。韓国大統領府は7日、「この日の朝、ユン・ソクヨル大統領がトランプ前大統領と電話会談を行った」と発表した。この会談でトランプは「アメリカの造船業が韓国の助けと協力を必要としている。今後、具体的に話したい」と語ったという。韓国メディア京郷新聞、ソウル経済、聯合ニュースなどが報じた。
韓国造船業の補修・修理・整備に期待か
この日の電話会談は韓国時間の午前7時59分からおよそ12分間行われたという。当然ながら、会談はユンがトランプへ「MAGA(Make America Great Again=米国を再び偉大に)のスローガンで大勝を収めたことを心より祝い、トランプ前大統領のリーダーシップで偉大な米国を導いていくことを願う」と大統領選挙で勝利したことへの祝意を伝えるところから始まったという。
だが、今回の電話会談はこうした儀礼的な内容に留まらなかった。両者は、インド太平洋地域、朝鮮半島、さらにグローバルレベルでの共同リーダーシップ構築の必要性についても意見が一致。北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルによる挑発や核開発問題、さらにウクライナの戦況についても状況を共有した。