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妻と作ったポルノビデオをネットで公開した大学総長、解雇に異論あり

What’s Next for the “Porn Chancellor”

2024年11月5日(火)18時23分
ダン・コイス(スレート誌記者、作家)

──大学側は、あなたが大学備品のノートPCをビデオ制作に使用したなどの違反行為について申し立てたが。

それは彼らがよく持ち出す議論だ。目的は、私が動画の中で大学について、また総長の職にあることについて言及していないという事実を目立たせないことにある。

彼らが引用した「サンディエゴ市対ロー判決」という連邦最高裁の判例では、公共の雇用主は大きな問題となる発言をした従業員を解雇することができるとしている。

この事件はサンディエゴの警察官が制服姿でポルノに出演し、ビデオの中で制服を脱いでいったというもの。この男がサンディエゴの警察官であることは誰の目にも明らかだ。

しかし私個人を知らない限り、ビデオの人物が大学の総長だとは分からない。

──今年春に話をしたとき、あなたはウィスコンシン州議会の共和党が理事らに圧力をかけ、このような行動を取らせたと確信していると言っていた。今でもそう思うか。

確信はさらに強くなった。この件が明らかになったときの共和党州上院議員らの発言が記録に残っている。「この男を即刻クビにしろ!」。ウィスコンシン大学機構は、州立大学の予算決定に影響力を持つ州議会の右派の人々を怒らせたくないのだ。

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