なぜプーチンは長期政権を維持できるのか...意外にも、ロシア国内で人気が落ちない「3つの理由」

2024年11月15日(金)13時57分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

エリツィンが追われるように政権を去り、2000年代にプーチン大統領が誕生すると、資源重視の経済政策をとり、石油や天然ガス、ダイヤモンドといった資源の価格高騰で経済が良くなりました。

ロシアによるウクライナ侵攻の中、寒さの厳しいEU諸国が冬の到来に怯えていたのは、ロシア産エネルギーに頼っていたからです。

「エリツィンの混乱時代より暮らしは良くなった」
「プーチン、よくやってくれたな!」

暮らしが潤えば素朴に感謝する市民はいたでしょうし、今もいるでしょう。彼らがプーチン大統領を支持していても何ら不思議はありません。その後のロシアは経済発展していきますから、なおさら人気につながったと言えます。

ロシアは、後述するように、ロマノフ王朝からソ連、さらにソ連崩壊後まで歴史的に強権的な政治が続いてきました。プーチン氏の強権政治もこの系譜に属するものです。

ロシアには、オリガルヒと呼ばれる財閥があります。権威主義的な政府と結託して、暴利をむさぼってきました。

しかし、プーチン氏の政治に批判的な言動を行ったオリガルヒのトップは、国外追放や逃亡、殺害などの憂き目にあっています。現在オリガルヒは経済ビジネス的にはともかく、政治的な影響力については限定的と言えそうです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

現代自動車、共同CEOにホセ・ムニョス氏 初の外国

ワールド

韓国最大野党代表に有罪判決、選挙法違反で 大統領選

ワールド

トランプ氏、司法省要職に弁護人を起用 不倫口止め訴

ビジネス

焦点:米株オプション市場で強気の取引急増、大統領選
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 5
    NewJeansメンバー全員が事務所に最後通告「ミン・ヒジ…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクト…
  • 8
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 9
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 10
    投資家は「東京メトロ」をどう見るべきか...「今さら…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫フ…
  • 5
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    「遮熱・断熱効果が10年持続」 窓ガラス用「次世代…
  • 8
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 9
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 10
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 10
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中