娘は薬半錠で中毒死、パートナーは拳銃自殺──「フェンタニル危機は中国からの化学攻撃」
Families devastated by fentanyl crisis want US to impose sanctions on China
20年にわたって米中貿易に携わってきた経験を持ち、フェンタニル被害者の遺族グループを代表している弁護士のナザク・ニカタールは本誌に対して、「われわれは中国によるこのような不誠実な約束に何度も裏切られてきた」と述べ、外交が失敗した今、さらに厳しい措置が必要だと主張した。
「FF」はUSTRに対し、フェンタニル危機における中国の役割を調査するよう要求しており、USTRは45日以内に調査を行うか否かを決定しなければならない。USTRは本誌に対して、同組織からの嘆願書を受け取り、現在検討中だとメールで回答した。
調査が行われれば、中国に対して追加関税の導入をはじめとするさらなる制裁が科される可能性がある。在米中国大使館の広報担当者は本誌に対して、中国は原料となる化学物質の製造の取り締まりを含め、麻薬対策では「世界で最も強い決意、最も容赦ないポリシーと最も優れた成果」を誇っていると述べた。
同広報担当者は本誌宛てのメールの中で、「中国は互いの尊重、平等と相互利益に基づいて、麻薬対策でアメリカと協力する準備ができている」と述べた。「過剰摂取の根本原因はアメリカ自身にあることを強調しておきたい。アメリカ政府がより効果的な対策を取ることが必要だ」