最新記事
動物

「犬vsサメ」の戦い?友達になりたかった?...サメを追って海を泳ぐ犬、2匹の間で一体何が?

Panic As Dog Jumps Into Water To Chase Shark: 'Went To Say Hello'

2024年10月1日(火)11時46分
アリス・コリンズ
サメの背びれ

Andreas Wolochow-shutterstock

<「ダメ」という制止の声も聞かず、サメを追いかけて海に突入した犬。尾を噛もうとするが──>

犬があらゆるものと友達になりたがるのは周知の事実だ。でも、犬がサメを追いかけようとする姿を捉えた動画にはネットユーザーたちも驚かざるを得なかった。

【動画】「犬vsサメ」の戦い?...サメを追って海を泳ぐ犬、2匹の間で一体何が?

デビッド・ロペス・エングイダノス(@davidlopeze)というユーザーがTikTokに投稿した動画は、背筋も凍るような瞬間を映し出していた。スペイン南部の港町アリカンテで、犬が海に飛び込み、近くにいたサメを追いかけようとしたのだ。

投稿からわずか数日で、この動画はTikTok上で1000万回以上の視聴回数を叩き出し、現時点で「いいね」の数も57万2000件以上に達している。この衝撃的な映像にかぶせる形で表示されたキャプションには、スペイン語で「犬vsサメ」と書かれている。

動画には、この状況を目撃してパニックに陥った通りすがりの人たちが、犬に向かって「ダメ!」と叫んでいる声が記録されている。だがこの声も、ヨシキリザメと思われるサメに犬が近づくのを止めることはできなかった。

犬はサメに追いつくと、尾を軽く噛もうとしたが、すぐに思い直したように見える。

この予想外の遭遇のあいだ、当のサメは犬から逃れようとしていた。犬の方もその後、犬かきで安全な場所へと戻っていったようだ。

幸いにも、ヨシキリザメは犬をエサとしてみることはなかったはずだ。ヨシキリザメの主なエサは、魚やイカ、甲殻類だからだ。この種のサメは攻撃的な性質ではないとされているが、ブリタニカ百科事典にはこのサメが、挑発されたわけでもないのに人間に襲いかかった複数の事例があると記載されている。

ヨシキリザメは、体長1.7~2.2メートルほどの大きさが一般的だが、体長4メートルほどにまで成長することもある。野生に生息する場合は通常、15歳から16歳まで生きるが、飼育環境ではこれが8年ほどまで短くなる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均2カ月ぶり4万円、日米ハト派織り込みが押し

ワールド

EU、防衛費の共同調達が優先課題=次期議長国ポーラ

ワールド

豪11月失業率は3.9%、予想外の低下で8カ月ぶり

ワールド

北朝鮮メディア、韓国大統領に「国民の怒り高まる」 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 5
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 6
    ノーベル文学賞受賞ハン・ガン「死者が生きている人を…
  • 7
    韓国大統領の暴走を止めたのは、「エリート」たちの…
  • 8
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 9
    「糖尿病の人はアルツハイマー病になりやすい」は嘘…
  • 10
    統合失調症の姉と、姉を自宅に閉じ込めた両親の20年…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、妻の「思いがけない反応」...一体何があったのか
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社…
  • 6
    朝晩にロシア国歌を斉唱、残りの時間は「拷問」だっ…
  • 7
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 8
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 9
    人が滞在するのは3時間が限界...危険すぎる「放射能…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中