最新記事
米大統領選

「カマラ・ハリスの足を引っ張る」...メーガン妃が政治に口出しすべきではない理由とは?

Meghan Markle Urged Not To Endorse Kamala Harris

2024年7月29日(月)17時00分
ジャック・ロイストン
カマラ・ハリス, メーガン妃

Mike Segar/ Kevin Mohatt-REUTERS

<女優ケリー・ワシントン、ビヨンセなどメーガン妃が敬愛し、親交のある著名人が次々にカマラ・ハリス副大統領を支持しているが、メーガン妃はどうすべきなのか>

米民主党の大統領候補として有望視されているカマラ・ハリスに、続々と支持が寄せられている。しかし、イギリスのサセックス公爵夫人こと、メーガン妃がハリス支持を表明しても、両者にとってマイナスとなるだろう。

メーガン妃はこれまで、現副大統領であるハリスを絶賛してきた。そのハリスに対しては、メーガン妃が敬愛する著名人からも支持が集まっている。

【関連動画】「私たちはあなたの味方です」ハリス副大統領がメーガン妃に贈ったメッセージ を見る


 

たとえば、女優ケリー・ワシントンは7月24日、「私は彼女[ハリス]とともにいる(I'm with her.)」というタグ付きで、ハリスを称える動画をソーシャルメディアに投稿した。


ワシントンとメーガン妃は、2023年9月からの知り合いだ。ワシントンがテレビドラマ『スキャンダル 託された秘密』(ションダ・ライムズ監督作)で主役のオリヴィア・ポープを演じたときは、メーガン妃がその演技を「最強の」女性キャラクターだと評したことがある。

メーガン妃が2021年に出演した、オプラ・ウィンフリーのインタビュー番組放送後、ビヨンセが励ましのメッセージを送ったのはよく知られている。そのビヨンセは、ハリス支持を正式に表明こそしていないが、自身の楽曲「フリーダム」を、大統領選挙戦を通じて使用することを許可している。

ここで疑問が生じる。メーガン妃も、自身が敬愛するほかの著名人たちのあとに続き、米民主党の新たな希望であるハリスを支持する、と表明すべきなのだろうか。

広報専門家でデジタルマーケティング会社「ゴー・アップ(Go Up)」のエドワード・コーラム=ジェームズ最高経営責任者(CEO)は本誌に対し、メーガン妃がハリス支持を表明すれば、両者に対して好ましくない影響が出るだろうと語った。

「メーガン妃は、ハリス支持を表明すべきではないと思う。それは、ハリスにとってもよくないと思う」

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

年内2回利下げが依然妥当、インフレ動向で自信は低下

ワールド

米国防長官「抑止を再構築」、中谷防衛相と会談 防衛

ビジネス

アラスカ州知事、アジア歴訪成果を政権に説明へ 天然

ビジネス

米連邦地裁、マスク氏の棄却請求退ける ツイッター株
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 3
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...スポーツ好きの48歳カメラマンが体験した尿酸値との格闘
  • 4
    最古の記録が大幅更新? アルファベットの起源に驚…
  • 5
    「炊き出し」現場ルポ 集まったのはホームレス、生…
  • 6
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 10
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 5
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 6
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 7
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中