最新記事
米大統領選

「カマラ・ハリスの足を引っ張る」...メーガン妃が政治に口出しすべきではない理由とは?

Meghan Markle Urged Not To Endorse Kamala Harris

2024年7月29日(月)17時00分
ジャック・ロイストン

ビヨンセがハリス副大統領に使用を許可した「フリーダム」


 

「メーガン妃の支持表明」がハリスに与える影響

「メーガン妃が支持を表明すれば、ハリスに悪影響が及ぶと思う。メーガン妃のファンたちは、おそらくハリスのことをすでに好きで、ハリスに投票するだろう。メーガン妃のファンは少数いるが、いずれにせよ、きわめて進歩主義的な傾向をもつ若者たちだ。そうした人たちは、バイデンが気に食わなかった。

そうした不満は、一見したところでは、ハリスに引き継がれているようには見えない。したがって、ハリスが何らかの失態を犯さない限り、そうした人たちの支持は得られそうだ」

ハリスは、ほかの著名人からも続々と支持を集めており、文化的にメジャーな象徴という立場もすでに獲得しているようだ。英ポップスターのチャーリーがSNSに「ハリスはBRATだ」と投稿したことだ(編集部注:BRATとは、不安定で正直で「生意気」な様子をいう)。

「実際、チャーリーXCXのようなタイプの人たちが、すでにハリス支持を公言している。多くの人がそれに続くだろう。メーガン妃に関心を寄せてきたと考えられる層はすでに、チャーリーXCXのような人にも引き寄せられている。

したがってメーガン妃が何かしようとすると、マイナスにしかならない。メーガン妃をとにかく毛嫌いする集団が存在しているので、メーガン妃がハリス支持を打ち出せば、メーガン派を説得して得られる効果より、反メーガン派がハリス支持を思いとどまる効果のほうが大きくなるだろう」

メーガン妃が支持すると候補者の支持率が下がる可能性があることは、本誌が英調査会社「レッドフィールド&ウィルトン」に依頼して実施した調査でも示されている(この調査は、ジョー・バイデンが大統領選撤退を発表する前に行われた)。

アメリカ人成人のおよそ20%が、「メーガン妃とヘンリー王子が支持する候補者に投票する可能性は低いだろう」と回答した。一方、「メーガン妃とヘンリー王子が支持する候補者に投票する可能性は高い」という回答は21%、「関係ない」という回答は48%だった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中