幸せなひと時から再びシェルターへ...保護犬タデアスの新たな家族探し
Dog Who Has Spent Half His Life in Shelter Still Hopes for Forever Home
(写真はイメージです) Chris Nemeth-Unsplash
<わずか3カ月の幸せな時を経て、保護施設に戻されたタデアスが新たな家族の温もりを待ち望んでいる>
一生暮らせる家庭を探しながら生涯の半分を保護シェルターで過ごしてきた1匹の犬が、ネットで同情を誘っている。
4歳のピットブルテリアのミックス犬タデアスは、オースティン・アニマルセンターで過ごした648日を経て、預かり主に引き取られた。しかし預かり主が転居することになり、同センターに戻された。
同センターのケルシー・クラーは、「タデアスは2022年6月に迷い犬としてここにやって来た」と本誌に語った。
人懐こいタデアスが辛抱強く待つ小屋の前を、人々が通り過ぎていく。これまでのところ、誰も関心を示していない。
2023年にアメリカのシェルターに保護された動物は650万匹に上り、前年より4%増えた。2023年末にシェルターにいた犬と猫の数は、前年同時期に比べて11万7000匹多かった。
約85万匹の動物が、2023年にシェルターで安楽死させられた。前年比で15%増だった。各シェルターとも何とかして安楽死を最小限にとどめようと、里親探しキャンペーンや避妊去勢、しつけに力を入れている。
「僕はずっと一緒だと思える一生の飼い主を待っています。在宅勤務の伴侶なら任せて。キーボードのカタカタ音を聞きながらお昼寝するのが幸せです」。ネット上でタデアス(愛称タッド)はそう紹介されている。「お家での訓練やクレートトレーニングもできているって言ったっけ? 新しいことを覚えるのが大好きなところもぜひ見せたいです。パズルも、おもちゃも、おやつもみんな全力投球。スタジオ写真も完璧なポーズを決めました」
TikTokの@goodboygonehomeのページには、預かり主の家庭で3カ月過ごしたタッドがシェルターに戻った時の動画が掲載された。ユーザーからは「かわいそうなエンジェル。もう慣れっこになってるみたい」「自信たっぷりの歩き方が大好き。誰か生涯のおうちを与えてあげて」など、応援のコメントが寄せられている。
@goodboygonehome Thaddeus was in shelter for over 700 days before finding a foster. Now his time in foster is up and he's headed back to the shelter. He is @Austin Animal Center longest stay dog. Can anyone in the Texas area help?? He is availble for foster or adoption and can potentially live with dogs and cats. Austin, TX #thaddeus #thad #longstay #pitbullsoftiktok #pitbulllove #austin #texas #help #shelter #shelterdog #sad #sweet #333rule #dogsoftiktok #dogsoftiktokviral #austinanimalcenter #austinanimalshelter #helpme take a moment to breathe. - normal the kid
タッドは車に乗るのが大好きで、リードで散歩させるとよく歩く。オースティン・アニマルセンターから引き取るための手数料は無料。1匹だけで飼ってくれる里親を募集している。
人と一緒にくつろいだり相手をしてもらったりしている時以外は、水遊びを楽しんだり、パズルやおもちゃで遊んだり、おやつを食べたリして過ごしている。
(翻訳:鈴木聖子)
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