最新記事
トラベル

自宅で絶叫...ウガンダから帰国した旅行者がはるばる連れ帰ってきてしまった「恐ろしいお土産」とは?

Horror as Woman Unpacks Suitcase From Africa, Discovers Living 'Souvenir'

2024年7月1日(月)19時05分
アリス・ギブス
スーツケース

(写真はイメージです) Ralf Geithe-Shutterstock

<ウガンダへの休暇旅行から帰国した女性。自宅でかばんの中身を整理していたら...>

ダニエル・ハルヴォーソンがウガンダへの休暇旅行から帰宅し、かばんを開けると、巨大なクモが出てきた。本人はこれを「予想外のお土産」と形容する。

【写真】「まさかのお土産...」アフリカの巨大グモがかばんに紛れ込んでいた

ハルヴォーソンは本誌に対し、「ウガンダから戻ってきたのは6月23日でした」と語った。「バッグに最後に荷物を詰めたのはブウィンディ原生国立公園にあるロッジでのことでした。グループツアーで(ルワンダの首都)キガリに向かう間、このバッグを携帯しており、ウガンダからルワンダに入国する際の国境検問所ではスキャンもされました。それから空港に向かうまでの数時間、バッグはキガリで滞在したホテルの部屋に置いていました」

彼女が「招かざる客」に気付いたのはそれから2日後、カリフォルニア州の自宅に戻ってキャスター付きのダッフルバッグを開けた時のことだった。

「メインコンパートメントを開けて洋服を取り出していたところ、何かが動くのが見えました」と彼女は語る。「私は『大きなクモがいる!』と夫のデーンに向かって叫んで、キッチンカウンターまで這って逃げました。デーンは小さな紙ナプキンを持って確かめに行こうとしていましたが、私はずっと『違うの、本当に大きなクモなの!』『思っているよりずっと大きいんだから!』と言い続けました。それから私たちは皿とグラスを使ってこのクモを捕まえました」

かばんの中ですでに弱っていた

このクモは発見されてまもなく死んだ。バッグの中で殺虫剤処理した衣服と一緒に長時間閉じ込められていたことがクモの死につながったのではないかと、ハルヴォーソンは推測している。

「私が最後にバッグのファスナーを閉めて以来、クモはおそらく40時間はバッグの中にいたはず。その間、トラックでは荷物の山の一番下に置かれ、キガリでは駐車中の暑い車内に置き去りにされていました。その上、衣服の何点かはチンパンジーやゴリラを見るトレッキングツアーに備えてペルメトリン(殺虫剤)処理が施されていました。これが死因となった可能性が高いでしょう」

このクモが死んだ後、夫のデーンはクモを紙ナプキンで包んで水洗トイレに流した。この判断を今では後悔しているとハルヴォーソンは語る。

「今にして思えば、このクモの種を特定するために冷凍保存しておけばよかったなと。私たちは普段ならクモを生きたまま屋外に逃がしてやりますが、新種の可能性がありましたし、ロサンゼルスの生態系にこのクモを放つリスクを冒したくはありませんでした」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 10
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中