情熱のスペイン、東京に舞う...東京アメリカンクラブ「Embassy Nights」で感じる地中海の風
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東京アメリカンクラブで開催の「Olé España」で華やかなフラメンコを披露するダンサーたち
<イベントはスペイン大使館とのコラボレーションにより開催。伝統的な音楽やダンスのパフォーマンスに加え、専属シェフのディナーと厳選ワインが提供された>
2024年3月22日、東京・麻布台にある東京アメリカンクラブで、スペイン文化の情熱と地中海の風を感じるイベントが開催された。このイベント「Olé España」は、大使館とのコラボレーションシリーズ「Embassy Nights」の一環で、その第1回目としてスペイン大使館が協力したものだ。大使館の専属シェフによるディナーや厳選されたワインに加え、アンダルシア地方の伝統的な音楽やダンスなどのパフォーマンスも披露された。
冒頭、東京アメリカンクラブ総支配人のダレン・モリッシュ氏は「東京アメリカンクラブで初開催となった『Embassy Nights』へようこそ。スペインの温かな文化とスピリットに満ちた一夜を共に楽しみましょう」と挨拶。そして、駐日スペイン大使のフィデル・センダゴルタ・ゴメス・デル・カンピージョ氏は「スペインの様々な『フレーバー』を紹介する素晴らしい機会を与えてくれた東京アメリカンクラブに感謝します。食、ワイン、音楽、ダンスなど、様々な『テイスト』を楽しんでください」と語った。この夜は、まさにスペインの魅力を深く感じられる絶好の機会となった。
テーブルに広がるスペインの香り──豊かな伝統・文化をめしあがれ
モリッシュ氏とセンダゴルタ氏が言うように、「Olé España」はスペインの持つ様々なフレーバーを楽しめる夜だった。パエリヤやイベリコ豚といった食、豊富に揃ったワイン、そしてピアノやフラメンコといった文化まで感じられた。
ディナーの前菜は、イベリコ生ハムのクロケタ、バスク風アンチョビのヒルダ、ガリシア風タコ、うまみセラートチーズ添えと、スペイン各地の特色ある料理で構成されている。ワインは「2019 Pere Ventura Tresor Anniversary Gran Reserva Brut Cava, Catalonia」で、爽やかで洗練された特徴を持ち、前菜の豊かな味わいをさらに引き立てる。
前菜に続く料理として、ステージ上に大きな鍋で登場したクラシック・シーフード・パエリアは、参加者の目を釘付けにした。このパエリアは海の幸を豊富に使用し、各食材のフレーバーが絶妙に溶け合っている。さらに、ビジュアルも華やかで、テーブルに彩りを添えた。
この料理に合わせられたワインは「2022 Bodegas Osca Mascún Garnacha Rosato, Somontano」。そのフレッシュな風味がシーフードの豊かな味わいを引き立てる。スペインの日差しと海の風を感じさせる絶妙なマッチングだ。
メイン料理は、スペイン産牛肉のローストに野菜のミルフィーユとスペイン産アーティチョークだ。ローストは豊かな牛肉の風味が口いっぱいに広がる。野菜のミルフィーユやアーティチョークは、美しいビジュアルを見せるだけでなく、複雑な味わいを生み出している。メイン料理を引き立てるワインは「2016 Cune Gran Reserva, Rioja」である。やわらかで丸みを帯びた後味が、満足度をさらに高める。
デザートとしてバスク地方風の焼きチーズケーキとカネーナ産オリーブオイルを使用したアイスクリームが提供された。また、シェリー酒「Lustau Fino de Jerez en Rama, Andalucia」やコーヒーも楽しむことができた。伝統的なスペインの味わいを現代的な感覚で楽しむための素晴らしい組み合わせだった。