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黒海艦隊

大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア黒海艦隊「主力不在」の実態

Crimea Satellite Images Show Most of Russian Black Sea Fleet Left Peninsula

2024年4月15日(月)20時55分
デービッド・ブレナン

セバストポリの約160キロ東にあるクリミアのフェオドシヤ港も攻撃の的となっている。ウクライナは23年12月、フェオドシヤの揚陸艦を巡航ミサイルで撃沈したと発表した。今回公開された最新の衛星画像によれば、フェオドシヤには現在、目立ったロシアの軍艦は存在しないようだ。

ロシアの主要艦船のほとんどはノヴォロシースクに移動させられたと報じられている。フェオドシヤからさらに160キロ以上東に位置するロシア領海のこの港を攻撃することは、23年8月に成功しているものの、ウクライナ軍にとっては困難なことだ。

黒海艦隊の残された主力艦と潜水艦のほとんどがノヴォロシースクに集結しているとみられる。そのなかには、キロ型潜水艦3隻とアドミラル・グリゴロビッチ級フリゲート1隻が含まれる。このフリゲートはおそらく、2022年4月にミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナの対艦ミサイルに撃沈された後、黒海艦隊の旗艦となった「アドミラル・マカロフ」だ。

ウクライナ海軍の報道官ドミトロ・プレテンチュクは10日、ウクライナ・メディアセンターの記者会見で、「彼ら(ロシア軍)はすべての戦艦をノヴォロシースクに集結させている」と述べた。「クリミアに残っているのは、修理中の艦船(少なくとも15隻)か、他の基地に移動させる機会のないものだけだ」

(翻訳:ガリレオ)

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