米ユナイテッド航空、FAAが監視強化 相次ぐ安全関連事案受け

3月23日、米連邦航空局(FAA)は、安全性を巡る問題が相次いでいるユナイテッド航空について、安全規制の順守を確実にするため監視を強化すると明らかにした。写真は2021年11月、シカゴの空港で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
米連邦航空局(FAA)は23日、安全性を巡る問題が相次いでいるユナイテッド航空について、安全規制の順守を確実にするため監視を強化すると明らかにした。
FAAはユナイテッドが「安全規制を順守し、危険を識別し、リスクを軽減し、効果的に安全管理を行っている」ことを確認するため、正式な評価を開始するとロイターに説明。
「現在進行中の認証活動は継続が認められる可能性があるが、将来のプロジェクトは監視の結果に基づき遅れる可能性がある」と述べた。
関係筋は、FAAがユナイテッドの新たな航空機や新路線への顧客の搭乗を認めない可能性があるとしたブルームバーグ・ニュースの報道を確認した。FAAはコメントを控えた。
ユナイテッドは22日、ここ数週間に安全性を巡る問題が6件以上発生したことを受け、FAAが監視を強化するとの見方を示していた。
同社を巡っては、今月オレゴン州に着陸した航空機から外部パネルが脱落していたことが判明し、FAAが調査に乗り出した。
また、同社が運航する日本行きのボーイング777─200型機はサンフランシスコ離陸後にタイヤを失い、ロサンゼルスに進路を変更して無事着陸した。


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