「どうしたらいいか教えてくれ」感染症が蔓延する絶望的環境のなかで医師が語るガザの現実
I’m a Doctor in Gaza
2024年3月14日(木)16時16分
ガザ地区の外にいる人たちに最も伝えたいメッセージはこうだ。
今すぐ停戦を実現するために、できる限りのことをしてほしい。
ここでは毎日、大勢の人が殺されており、状況はひどくなるばかりだ。
私たちの経験を人ごとだと思わないでほしい。
私たちも同じ人間であり、自由と安全、十分な食べ物と電気を求めているだけだ。
私たちが欲しいのは基本的な人権。贅沢でも特権でもない。
何度でも言う。
私たちが欲しいのはもっと多くの医療物資だ。
そしてもっと多くの人に、この地を訪れてほしい。
ガザに来て、私のクリニックとヌセイラット難民キャンプの悲惨な状況を自分の目で見て、肌で感じてほしい。
ここへ来て、私たちの仕事を見てくれ。私たちの患者を見てくれ。私たちの書いた恐怖と絶望のカルテを読んでくれ。
そして、どうしたらいいかを教えてくれ。
ガザ地区の北部から逃げてくる患者は今も増え続けている。