台湾、中国海警局の艦船追い払う 金門島付近で緊張高まる
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台湾は20日、実効支配する金門島付近で領海に侵入した中国海警局の艦船を追い払ったと表明した。写真は取材に応じる海洋委員会の管碧玲主任委員。20日撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)
台湾は20日、実効支配する金門島付近で領海に侵入した中国海警局の艦船を追い払ったと表明した。
中国は18日、金門島に近づいた中国船が台湾沿岸警備当局から逃げようとして横転し2人が死亡したことを受け、海警局が周辺海域でパトロールを開始すると発表。緊張が高まっている。
台湾の海巡署によると、中国海警局の艦船は20日午前に台湾領海に侵入。海巡署が艦船を派遣し、無線と放送を通じて中国の艦船を追い払った。同艦船は1時間後に領海の外に出たという。
海巡署は今後もレーダー・偵察・巡回を通じて金門島付近の海域の「調和と安全」を守ると表明した。
台湾で海洋政策を担う海洋委員会の管碧玲主任委員(閣僚)は20日、中国海警局による台湾観光船への臨検が台湾人民の感情を損なったとして遺憾の意を表明。台湾当局によると、6人の海警局員が19日、台湾の観光船(乗組員11人・乗客23人)に乗り込み、航路計画、証明書、乗組員免許を確認し、約30分後に立ち去った。
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