米兵3人が死亡したドローン攻撃への「報復」を米軍が開始...イラクとシリアで、イラン革命防衛隊など攻撃
米国はヨルダンの米軍施設で米兵3人が死亡した攻撃への報復として、イラン革命防衛隊のほか、イランが支援する武装組織に関連するイラクとシリアの標的を空爆した。米軍が2日、発表した。写真はヨルダンで死亡した米兵を迎えるバイデン大統領ら。2月2日、米デラウェア州ドーバーで撮影(2024年 ロイター/Joshua Roberts)
米国はヨルダンの米軍施設で米兵3人が死亡した攻撃への報復として、イラン革命防衛隊のほか、イランが支援する武装組織に関連するイラクとシリアの標的を空爆した。米軍が2日、発表した。攻撃は85カ所を超えるとしている。
米軍はイラン国内のいかなる標的も攻撃していない。ただ、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が継続する中、中東の緊張が一段と高まるおそれがある。
米軍は声明で、指揮統制センターのほか、ロケット弾、ミサイル、ドローン(小型無人機)の保管施設、兵站・弾薬の供給に関連する施設などを標的に攻撃したと表明した。
米当局者は、1月28日に発生したヨルダンの米軍施設へドローン攻撃について、米政府はイランが背後にいると判断したとロイターに明らかにしていた。
ただ、米国防総省はイランとの戦争は望んでいないと表明。イランのライシ大統領は米軍の報復攻撃に先立ち、イランは戦争を始めることはないとしながらも、威圧には断固として対応すると述べていた。
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