最新記事
ロシア

ロシア大統領選、ウクライナ侵攻を猛批判する候補が立候補に必要な署名10万件以上を提出「この箱の中にある」

2024年1月31日(水)21時07分
ロイター
ロシア ナジェージュジン

反戦を掲げて今年3月のロシア大統領選挙への立候補を目指しているボリス・ナジェージュジン氏は31日、立候補に必要な10万人以上の署名を集め、中央選挙管理委員会に提出したと表明した。中央選管に提出するナジェージュジン氏、31日撮影。(2024年 ロイター/Shamil Zhumatov)

反戦を掲げて今年3月のロシア大統領選挙への立候補を目指しているボリス・ナジェージュジン氏は31日、立候補に必要な10万人以上の署名を集め、中央選挙管理委員会に提出したと表明した。

提出した署名は10万5000件。

大統領選では現職のプーチン大統領の再選が広く予想されているが、ナジェージュジン氏はロシアのウクライナ侵攻を痛烈に批判、侵攻を終わらせると主張している。

国内では、同氏が歯に衣を着せない発言で一線を越え、立候補を禁じられるとの見方が出ている。

選挙管理委員会は今後、署名に不備がないかチェックし、来月には正式な候補者を公表する。同委員会は過去に一部の候補が集めた署名に不備があったとして、立候補を禁止した。

ナジェージュジン氏はメッセージアプリ「テレグラム」で、集めた署名について「私の誇りだ」と支持者に謝意を表明。「何千人もの人々が何日も寝ずに取り組んでくれた。寒空の中、行列を作って署名してくれた結果が、この箱の中にある」とし、選挙管理委員会や当局が見て見ぬふりをすることは難しいだろうと述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


20241203issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年12月3日号(11月26日発売)は「老けない食べ方の科学」特集。脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす最新の食事法。[PLUS]和田秀樹医師に聞く最強の食べ方

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


税制
日本のモデルは「合理的」。安定財源として期待される「たばこ税」はどうあるべきか?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

伊銀行2位ウニクレディト、3位BPMに買収提案 約

ワールド

印マハラシュトラ州議会選、モディ首相の連合が勝利へ

ビジネス

ECB金融政策、制約的状態長く維持すべきでない=レ

ビジネス

日経平均は続伸、米経済の底堅さ支え 米財務長官人事
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 5
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 10
    「典型的なママ脳だね」 ズボンを穿き忘れたまま外出…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中