「私が死んでいると思ったらしい」...壮絶な拷問を生き抜いた「ロシア軍捕虜」がウクライナ政府に早急に求めるものとは?
I Was an Injured Ukranian POW
2023年11月1日(水)16時05分
しかし祖国ウクライナのことを思えば、やはり心が痛む。私の故郷であるヘルソン州オレシキは今もロシアの占領下にあり、そこには今も私の愛する人たちが暮らしているのだから。
それでも私は、ようやく息子と会うことができた。私がマリウポリを死守している間に生まれた子だ。
いま願うことは、充実した人生を取り戻し、この戦争の生き証人として、みんなを鼓舞し、支援することだ。この世に生ある限り、不可能なことは何もない。心から望み、固い決意で追い求めれば何でもできる。
NATO諸国がウクライナの勇敢な戦士たちに支援を継続し、ウクライナの勝利への道を切り開き、ロシアの侵略を一刻も早く止めてくれることを切に願う。
ウクライナ政府には、戦争で被害を受けた一般市民と兵士たちを支援する追加的なプログラムを一刻も早く立ち上げてほしい。
今は試練の時だ。人々が見捨てられたと感じたり、孤立感を味わうことのないようにすることが絶対に不可欠だ。一人でもそんな思いを抱く人がいてはいけない。