ウクライナ戦闘機が低空でロシアの標的に空対空ミサイルを発射!のレア映像
Ukraine Su-27 fighter jet engages "Russian target" in rare intercept video
Oryxによれば、2022年2月以降にウクライナ軍の航空機75機が破壊され、1機が損傷し、1機が捕獲された。この中にはミグ29戦闘機22機、スホーイSu27戦闘機12機とスホーイSu25近接支援用攻撃機17機が含まれている。
ウクライナ空軍が保有する航空機は多くがソビエト時代のものだが、ウクライナは近いうちに、NATOの戦闘機導入による航空隊の強化が実現することを期待している。アメリカ、デンマークなど11カ国による国家連合が、ウクライナに米国製F16戦闘機の訓練を提供。10月からアリゾナ州のモリス州兵空軍基地で訓練を開始した。
NATO諸国が供与したF16戦闘機がいつからウクライナでの戦闘に使われるのかは、はっきり分かっていない。オランダとデンマークはいずれも、合わせて最大61機のF16をウクライナに供与することに合意。2024年にも第一弾がウクライナに届く見通しだ。
ベルギーは2025年にウクライナにF16戦闘機の供与を始めるとしているが、その実施は2024年5月の総選挙でどのような政府が誕生し、またF16の代替機であるF35戦闘機がどれだけ迅速に到着するかによっても変わってくるだろう。
ロイド・オースティン米国防長官は、ウクライナにF16が供与される時期について「早くて来春」と述べている。
戦闘機供与で「戦闘長引く」
ロシア政府はウクライナに高性能な戦闘機が提供されることについて、繰り返し不満を表明。戦争が始まって以降、西側諸国によるウクライナへの軍事支援が紛争を長引かせ、深刻化させていると主張している。
ロシアのアレクサンドル・グルシュコ外務次官は5月に、西側諸国によるウクライナへの戦闘機供与は「とてつもなく大きなリスクを伴い」、ロシアが「あらゆる計画を策定する上で考慮に入れられることになる」と述べた。