プーチン氏「和平構想に前向き」、復活祭停戦後の戦闘は再開

ロシアのプーチン大統領は21日、イースター(復活祭)に合わせて自身が宣言したウクライナとの一時停戦期間が終了した後、戦闘が再開されたと述べた。4月21日撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Ramil Sitdikov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、イースター(復活祭)に合わせて自身が宣言したウクライナとの一時停戦期間が終了した後、戦闘が再開されたと明らかにした。同時に、ロシアはあらゆる和平構想に「前向き」だと語った。
プーチン氏は国営テレビの記者、パベル・ザルビン氏に対し「われわれは停戦に対し、常に前向きな姿勢を持っている。そのために復活祭の停戦を提案した」とし、「われわれは常に、あらゆる和平構想に対し前向きな姿勢を持っていると語ってきた。ウクライナも同様に感じていると期待している」と述べた。
プーチン氏は19日、キリスト教の復活祭に合わせ一時的な停戦を宣言。モスクワ時間21日午前0時までの30時間、軍事行動を停止するよう自国軍に命じた。ただ両国は20日、双方が攻撃を続けていると相互に非難していた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、民間施設に対する攻撃を30日間停止する案に合意する姿勢をこれまでも繰り返し表明。米国もこれを支持する姿勢を示している。
これについてプーチン氏、ロシアはこの案を含む提案を慎重に検討する必要があると述べた。