ウクライナ、高性能よりもコスパいい兵器求める ロシアのドローン迎撃で
【動画】最新・高性能よりちょい古くてコスパいい兵器が便利!?
ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、ロシアが使用しているイラン製無人機「シャヘド」に対抗するには、よりシンプルで安価なゲパルトやバンパイアといった兵器の方が費用対効果が高い可能性があるとの見解を示した。
ゲパルト自走対空砲
ドイツのゲパルトは1973年から配備された自走式対空砲。2000年代以降は携行できる対空ミサイルや砲塔を積んだ歩兵機動車が普及したため、時代遅れの兵器となっていたが、2020年代以降低速のドローンや巡航ミサイルの迎撃対策としてにわかに注目されるようになっている。
対ドローンシステム「バンパイア」
米国の軍事企業L3ハリス・テクノロジーズが製造する対ドローンシステム「バンパイア(Vehicle-Agnostic Modular Palletized ISR Rocket Equipment)」は、ピックアップトラックに搭載可能なミサイルランチャーシステム。高度な精密殺傷「APKWS(Advanced Precision Kill Weapons System)」レーザー誘導ミサイル4発が装填され、通常のレーザー誘導ミサイルと比べ、コストが3分の1、一発当たり22,000ドル、重量が3分の1の15Kgと非常に使いやすいという。