ワグネル傭兵が搭乗か? マリの空港で大型輸送機が爆発、巨大な黒煙が立ち上る衝撃映像
大型輸送機イリューシン76(Il-76) Fasttailwind-Shutterstock
<オーバーランで滑走路から外れて炎上。大きな黒煙が立ち上った>
マリの空港で、ロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵を乗せていた可能性のある大型輸送機が爆発する衝撃的な動画が公開された。
映像は23日、ソ連製の大型輸送機「イリューシン76(IL76)」がガオ空港に着陸する場面を捉えたもので、オーバーランして滑走路から外れた末に炎上する様子が確認できる。
イリューシン76は遠隔地でアクセスの悪い地域へと重機を運ぶのに使われることが多い。この輸送機はアフリカの様々な地域で、しばしばワグネルなどの準軍事組織と一緒に目撃されている。
正確な被害状況は不明だが、マリで活動するワグネルのメンバーが含まれているという報道や憶測が広がっている。テレグラムチャンネルのVChK-OGPUは、「予備データによるとワグネルの傭兵が搭乗していた可能性がある」と投稿。一部の報道によれば、マリの反政府筋からも同様の声が上がっているという。
一方、ワグネルに近いテレグラムチャンネル「グレイゾーン」は傭兵が搭乗していた可能性を否定。また現地の情報筋も、機体は物資を積んだマリ軍のものだったとしている。
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