今の上海は、まるでゴーストタウン? 中国経済「低迷」の象徴だという「無人の大都会」写真の真偽は
Has China's Shanghai Turned Into 'Ghost Town'? What Photos Show
すでに閉店されたスターバックスだった?
別のXユーザーの@taro_taylorは、もともとの写真に写っているスターバックスはすでに閉店されたとコメントし、車が行き交う道路と、多くの歩行者でごった返す歩道を撮影した動画を投稿した。
「カフェはたくさんあるから、すべてのスターバックスが人でいっぱいだというわけではない。もともとの写真に写っていたスターバックスはもう閉店されている。上海がゴーストタウンだと言うのなら、2週間前の平日に撮影したこの動画を見てほしい」とコメントしている。
上海在住のピーター・リーは、満席のイタリア料理店の写真を投稿して、こうつけ加えた。「上海がゴーストタウンだとは思わない。これは9月3日の日曜夜に、アリメンターリというイタリア料理店で写した写真だ」
多くの住民は、上海がゴーストタウンと化したという説に異議を唱えている。しかしエコノミストからは、中国経済の現状を危惧する声があがっている。中国は、ゼロコロナ政策を終了させたあと、成長が鈍化しているからだ。
中国経済については、不安をかき立てる指標がいくつかある。たとえば、若年失業率は高く、人民元は16年ぶりの安値をつけた。不動産セクターも、このところ苦境にあえいでいる。
(翻訳:ガリレオ)